日々あったことや思った事を書き留める雑記帳です
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ラング世界童話全集
すっかりお正月気分は抜けてしまいしたが
いかがお過ごしですか?

わたしは年明けより懐かしい本を読んでいました。
こどものころ(小学校低学年)家にあった本で、色の名前がついた童話集がありました。
10冊以上あったと記憶しています。

最初1冊買ってもらって次々買ってもらったのか、
親が買い与えてくれたのか覚えていませんが
アンデルセンやグリムより好きで一気に読破し、たまに読み返していたと思います。
というか、この童話集に大変満足していました。
そのせいか、アンデルセンやグリムを読んだのはだいぶ大きくなってからで、
子供向けではなく大人向けの翻訳で読んだんだと思います。
とはいえ、さすがに中学生になる頃には読まなくなり、
高校生のときの引越時に荷物のスリム化にともない
次の引越先にはもっていけませんでした。

時々思い出すことはありましたが、いろの名前がついた童話集としか覚えていなかったので
周りの友人に聞いてもみんな知りませんでした。

数年前、またふと思い出し、検索してみるとそれは
「ラング」の童話集だとわかりました。その時は絶版で購入かなわず。
復刊ドットコムでは同じ様にこの本を探している人たちがいるのがわかりましたが、
まだ復刊の見込みはたっていなく、一応復刊リクエストに投票しました。

それから数年たち、たまーに思い出しては検索するものの購入かなわず。

去年の暮れ、またもや思い出し、検索してみると・・・
なんと復刊しているではありませんか!

小躍りで購入しようとしました。(実際、小躍りはしてませんけど)
最初はAmazonにて購入予定でしたが、楽天にポイントあったっけ?などと
検索していると、
なんともう一種類あるではないですか・・・

はて?と思い調べてみると、
こんな顛末でした。

まず、もともとは、
1958年に川端康成閲、野上彰訳で、東京創元社から全12巻で刊行され、
その後、1963年にポプラ社から28話が追加されて全15巻で刊行されています。
元の東京創元社版に準拠して、それを更に再編纂したものが、
1977年に偕成社から偕成社文庫で刊行されています。

私が読んでいたのが、1977年に偕成社より刊行されていた文庫タイプだと
思われます。

復刊の内容ですが、
2008年1月より、東京創元社から『アンドルー・ラング世界童話』(全12巻)の
刊行が開始。
一方で、2008年5月から、偕成社文庫から、アンドルー・ラング童話集の「改訂版」での
刊行が開始。

最初はハードカバーと文庫版の違いかと思いましたが、そうでは無かったのです。
もともと日本で刊行されていたものは
翻訳を、川端康成監修、野上彰翻訳で、本来の原作本とは違う
読みやすく再編集されていたものだったのです。
本のタイトルは同じでも、収録されている話は違う物になっています。

で、東京創元社版は原作本に忠実で翻訳も気鋭の若手翻訳者たちの手によるもので、
偕成社版は川端康成監修、野上彰翻訳の日本独自の編集のものになっています。

私は昔読んでいたものが読みたかったので、あえて偕成社版を購入しました。
全12巻で、現在6巻まで刊行中です。

早速読みはじめましたが、当時の印象そのままで、ちょっと古くさい文章もとても懐かしく
よくぞ復刊してくれた!と偕成社さんに感謝します。

当時から思っていましたが文章がとてもきれいでなんとも言えない味をだしているのです。
うまく表現できませんが、古いんだけど子供向けなので複雑ではなく、丁度良いのです。
また最近の話にはない、中途半端な終わり方や、
あまり丁寧な説明などない乱暴なストーリー。そんなところもいい感じです。
子供のころもそんなところが好きでした。
(最近の童話は今風にだいぶ内容が変わってると聞きました。)
ただ残念なのが、
現在刊行のものは改訂版になっており、
差別的表現や現代にあまりにもそぐわない箇所は見直されているとのことです。
別にそんな配慮はいらないと思いますけどね・・・。
私的にはそのままのものがよかったです。

でもうっすら覚えている話も多く、いろんな意味で楽しめました。
はやく6巻以降も読みたいです。

ただ挿絵は新たになっており、ちょっと不満が残ります。
昔は(たぶん)もっと大人っぽい挿絵で(もしかしたら銅版画かも)
味気なく、私ならもっときれいな挿絵を付けるのにと思いながら読んでいました。

今回もけしてファンシーではないのですが
好みではなかったので、そこは残念です。
しかしそこは想像力を養うという意味ではいいのかもしれません。

その点、今回新たに刊行された「東京創元社版」は挿絵もかっこいいらしいです。
偕成社、改訂版を読み終わったら「東京創元社版」も読んでみたいです。
くわしくはこちらに説明がありました。

刊行順:
①みどりいろの童話集
②ばらいろの童話集
③そらいろの童話集
④きいろの童話集
⑤くさいろの童話集
⑥ちゃいろの童話集
⑦ねずみいろの童話集
⑧あかいろの童話集
⑨みずいろの童話集
⑩むらさきいろの童話集
⑪さくらいろの童話集
⑫くじゃくいろの童話集

ラング世界童話全集〈1〉みどりいろの童話集 (偕成社文庫)
ラング世界童話全集〈1〉みどりいろの童話集 (偕成社文庫)
Andrew Lang,川端 康成,野上 彰

みどりいろの童話集 (アンドルー・ラング世界童話集 第 3巻)
みどりいろの童話集 (アンドルー・ラング世界童話集 第 3巻)
アンドルー ラング,Andrew Lang

長々と書いてしまいましたが
この本はお子様にもお勧めです。

大人ではなく、小さな子にぜひ読んで欲しいです。
(好みはありますのでまずは図書館で借りて読んでみてはいかがでしょうかね)

| 本関係 | 23:14 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
これ、いろの童話集、本屋で見かけて、すごーく迷った
のよね。挿絵が私は気に入ったのね。銅板画のロマンなやつ。ただたくさん出てるので、さしもの私も考え中。
うちの子どもにはちょっと早いし。これ、昔からあったんだね〜。

ところで、セイントおにいさん3巻はまだ出ないのでしょうか?ゆみちゃんのブログを読んではまったのです。
私のナイトキャップはこれでしたよ。



| choco | 2009/02/20 3:46 PM |
chocoさん
この童話は低学年の時読んでましたので
もう少ししたら一緒に読めますよ。
偕成社版の方が小さい子には読みやすいかも。
ぜひ読んで欲しいです。おすすめ!

ちなみ「聖☆おにいさん」3巻は3月23日発売みたいです。
もちらもあと一ヶ月のがまんですね。
| ゆみっち | 2009/02/23 11:25 PM |
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